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オルタナティブ戦略
低ボラティリティ・インデックス戦略への代替的なアプローチ
2018年02月13日
ジェレミー・シュワルツ, 調査ディレクター


ウィズダムツリーが2015年末に設定した、他とは一線を画すオルタナティブ戦略である「ウィズダムツリー 米国株ダイナミックロングショートファンド(WisdomTree Dynamic Long/Short U.S. Equity Fund(DYLS))」が、12月で2周年を迎えた。過去数年間にわたり相場が堅調だったので、この2年間は弱気相場にベットするファンドはおしなべて苦戦した。

 

市場のバリュエーションに対する不安感や、米連邦準備制度理事会(FRB)が推し進める緊急緩和の巻き戻しである「量的引き締め」策、また、ここ数日間続いたボラティリティの高まりなどを考えると、ボラティリティ低減をゴールに掲げる戦略を評価することは有益だと思う。

 

私が師と仰ぐジェレミー・シーゲル教授は、相場はこれからより強気になると予言している一人だが、その教授でさえ最近の予想は抑え気味で、概して警戒感を強めており、今後市場が足踏み状態になり年後半には調整が入る可能性があると考えている。

 

ウィズダムツリーは、バリュエーションの変化や、原資産の収益の質および収益動向に反応する市場ベータへのダイナミックなヘッジを組み込むため、DYLSを立ち上げた。過去2年間の大半で見られたような好調な収益環境では、ヘッジ率はゼロにとどまり、ファンドは完全投資状態を維持している。

 

DYLSは、必ずしも常に完全投資状態であるわけではなく、また、リアルタイムだったわけでもない。ファンドが立ち上がった2015年後半から2016年の初旬の間には完全ヘッジ状態で、2016年初頭の2か月間においては3月2日にヘッジが解除されるまで相場の下落から防衛された期間があり、DYLSは2016年の残りの期間の上昇気流に乗ることが出来た。

 

DYLSのパフォーマンスを同種の競合ファンドと比較した場合、極めて好調な実績を上げていることがわかる。DYLSはアクティブ運用マネージャーの競合ファンドを100%打ち負かしており、モーニングスターの競合グループを設立来累積リターンで20%以上上回っている。

 

 

 

DYLSをETFの形態で活用することのメリットのひとつは、ポートフォリオのエクスポージャーがいつでも把握可能で、内在するリスクを知ることができる点である。このETFは2つのドライバーを備えている。

  • ロング・ポートフォリオ:ロング・ポートフォリオ戦略は、市場よりも倍数(PERまたはPCFR)が低くなるよう設計されており、一方でROEやROAなどといったクオリティ関連係数がより高くなっている。
  • ショート・ポートフォリオ:ショート・ポートフォリオ戦略は、バリュエーションや収益のモメンタム・シグナルを組み込んだ独自のリスク指標に基づいて市場リスクをヘッジしている。

 

またDYLSは、銘柄選択やセクター・リスクをとることでポートフォリオのボラティリティを低減させる他の低ボラティリティ戦略(最小分散インデックス含む)の代替商品としても使えると考えている。

 

従来型の最小分散インデックスのリスクのひとつは、多くの低ボラティリティ銘柄それぞれが内包する金利感応度だ。FRBによる量的引き締め政策や財政赤字の拡大により金利は上昇圧力に晒されているので、金利感応度が相対的に高いということは従来型の低ボラティリティ株戦略の弱みとなる可能性がある。この種の銘柄は、ウィズダムツリー米国株ダイナミック・ロングショート・インデックスのように市場基準に対してディスカウントで取引されているのではなく、プレミアムで取引されているのでなおさらだ。

 

 

 

ウィズダムツリー米国株ダイナミック・ロングショート・インデックスは、最小分散インデックスと同等の倍率を確保しつつ、過去2年間では低ベータ(ネット)となっている。

 

 

 

チャート上の数値の定義に関しては、Glossaryをご参照ください。

 

金利ファクターへの感応度を押し下げる低市場倍率やセクター・ニュートラルといった現在のファンダメンタルズに有利な組み合わせに加え、ウィズダムツリー 米国株ダイナミックロングショートファンドはウィズダムツリー米国株ダイナミック・ロングショート・インデックスに連動していることから、最近投資家が検討している他のボラティリティ低減戦略の魅力的な代替物となる可能性がある。

 

2018年2月8日 記

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この記事に関連する重要なリスク

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