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DHS:2018年のコンセンサスに反論してみる
2018年01月23日
ジェフ・ウェニガー(CFA), アセット・アロケーション・ストラテジスト


配当が高い株式がどのような運命を辿るか市場に聞いてみれば、往々にしてその答えは金利の見通しの中にある、となる。非常に論理的である。債券利回りが上昇すれば、高配当株を所有しようとする動機はなくなるし、逆もまたしかりである。幸いにして、ウィズダムツリー米国高配当ファンドWisdomTree U.S. High Dividend Fund (DHS)にとって、利上げ環境はここ何年かの市場では起こっていないようだ。でしょ?しかし、実際にはそうではないのだ。

 

2016年夏に10年物米国債は1.359%まで急落したが、その後、2.55%1まで1以上も急騰した。これがイールド志向のDHSにとって痛手となったことは明らかだ(グラフ1参照)。

  

グラフ1:10年物米国債利回り - 2016年底値圏からの推移

 

 

DHSの標準化パフォーマンスについてはこちらをクリックしてください。

 

現在、ウォールストリートでは、10年物米国債の利回りは2018年も上昇し続けるとの集団的なコンセンサスが出来上がっており、1月にブルームバーグ社が行った調査では、エコノミスト61人中54人が利回りのさらなる上昇を予想している。実際のところ、2018年年末の利回りは2%を割り込んでいると予想したエコノミストのチームはゼロだった。これが大半のコンセンサスなのである。

 

もし、彼らが正しければ、おそらく市場全体の指標となる米国の株価指数よりも、DHSのほうがより多くの逆風に晒されることになる。しかし、もし、彼らが間違っているとすれば実際、コンセンサスに偏りがある場合は間違っていることも多いのだが2018年の年頭に、金利についてコンセンサスとは逆の見方をしていた数少ない逆張りプレイヤーにとって、バリュー投資の機会になると考えられないだろうか。DHSを助けるためには金利が下がる必要すらないかもしれない。「大幅に」上昇しなければいい、あるいは、横ばいであるだけで、エコノミストらの集団的なコンセンサスは外れてがっかりするし、大衆を驚かせることになる。

 

「シーゲルのグラフ」:果報は寝て待て― リップ・ヴァン・ウィンクル訳注眠ってばかりいる寓話上の人物

 

利回り志向の証券が2018年により良い相対パフォーマンスを出すために一勝負するというマクロケースとは別に、ウィズダムツリーが親しみを込めて「シーゲルのグラフ」と呼んでいる、半世紀にわたり証拠となり得るファンダメンタル・データがある。2017年は、DHS2桁もS&P 500インデックスS&P 500をアンダーパフォームしたが、ここ最近2、3年の動きよりも、過去60年間にわたるデータのほうが、信頼性が高いとみる投資家にとっては、グラフ2のシーゲルのグラフのほうが安心材料になるかもしれない。

 

当該データは、S&P 500を、各構成銘柄の配当利回りに基づき、年次リバランスを勘案して100銘柄ずつ5つのグループに分けた戦略の結果であるが、これによれば、最も利回りの高いグループは過去59年間で年率230ベーシスポイントアウトパフォームしていたことになる。今にして思えば、1957年に高配当戦略を採用したとすれば賢明な判断だったはずだ。その後何十年間かリップ・ヴァン・ウィンクルのように寝ていれば、目覚めた時には素晴らしい結果になっていたのだから。

 

グラフ2:シーゲルのグラフ:

 

 

シーゲル + 2018年に向けたコンセンサスへの反論

 

ジェレミー・シーゲル教授の研究結果は、非常に簡潔で明快なものであり、我々が何年も聞いたり読んだり話したりしてきたことであるのだが、つまり、株主に資金を還元する企業は悪いアイデアに投資したり悪いベンチャーにひっかかったりして無駄遣いする可能性が低いということである。

 

配当を支払う企業、それも気前良く配当を支払う企業は、通常は株主のために働いている企業である。やがて、そのような志は結果を出すだろう。

 

DHSは配当支払い企業のユニバースにおいて利回りが高い上位30の会社に絞り込んでいるが、そのため、こういったモダンアルファのETFは、時として投資はロジックと理性に集約され得ると考える人にとって、シーゲル研究を再生させるものである。

 

このモダンアルファのコンセプトを、目下、ウォールストリートで大勢を占めるコンセンサスに結び付ければ、2018年にとっての良いレシピができるように思われる。

 

 2018年1月18日 記

 

1Source:  Bloomberg.  Data as of 1/15/2018.

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